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講座の紹介3|口腔と全身の健康の関連性を解明するための疫学研究
疫学研究は、人を対象として疾病の現状の把握やリスク要因の解明などを行う研究です。当分野が行っている疫学研究の代表的なものとして「久山町研究」があります。久山町研究は、九州大学医学部第二内科(現病態機能内科学)が中心となり、1961年に福岡県久山町の地域住民を対象とした脳卒中の実態調査として始まった研究です。当分野としては、1998年に行われた健診より歯科健診の担当として久山町研究に参加し、九州大学大学院医学研究院病態機能内科学、環境医学、さらには中村学園短期大学との共同研究により数々の研究成果をあげてきました。

久山町研究の他にも、企業や自治体等さまざまなフィールドで行われる歯科健診結果をもとにした疫学研究も行っています。近年、歯周疾患と全身の健康との関連が注目されていますが、そのエビデンスは未だ十分とはいえません。そこで、口腔と全身の健康との関係についての縦断的な疫学研究によりエビデンスを蓄積し、両者の関連をより明らかなものにしていきたいと考えています。

2007年の久山町の健診では、口腔細菌構成について詳細な解析を行うために歯科健診受診者約3000名から唾液サンプルを採取しました。う蝕や歯周疾患などの口腔疾患は口腔細菌と密接に関連していることがわかっていますが、口腔と全身の健康との関連に口腔細菌構成が及ぼす影響について新たな知見が得られることを期待しています。
私たちは、疫学研究から得られた成果を地域保健や臨床の場にフィードバックすることで、人々の口腔および全身の健康の保持、増進に貢献できればと考えています。
・歯周疾患と耐糖能異常との関係
・歯周疾患と心電図異常との関連
・飲酒と歯周疾患との関連
・歯周疾患と肥満との関係
・喫煙と歯肉出血との関連
・メタボリックシンドロームと歯周疾患との関連
・乳製品摂取と歯周疾患との関連
・血清中のレジスチン、アディポネクチンと歯周疾患との関連

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